Nexus OneとHT-03Aの比較

いまさらですが、双方Android 2.2.1(FRG83)となった時点での、個人的に気になる点について比較してみます。
※使用期間は、Nexus One: 2010/10-11, HT-03A: 2010/11/11-19です。

  • 動作速度
    • Nexus Oneは、サクサクです。
      • Kernelのパワーセーブに磨きがかかってきたのか、ダウンクロックせずとも十分な動作時間となっています(むしろ余るのでオーバークロックを検討中)。
    • HT-03Aは、やはり動作が遅いと感じる。
      • アプリ起動時やデータ読み出し時など、演算速度だけでなくI/Oも弱い
      • 一度メモリに収まってしまえば、実用的な速度で動いてくれる。例えば、ニブロイドにおけるスレ閲覧は問題ない、NewsRobでの記事閲覧などはレンダリングに若干時間を取られるがスクロール動作などは問題ない、Opera Miniの動作も問題ない、SMS送信時にFlickWnnでの日本語入力も問題ない(他のIMEは未検証)
      • ゲームは無理です。

OSバージョンとは無関係なところ。

  • フォント
    • モトヤマルベリフォントのおかげで、HVGAでも我慢のできる文字表示となっている。これが無ければ、Nexus OneからHT-03Aへスイッチして数日間使い続けることはなかったでしょう(この間Nexus Oneは電源断状態で放置してました)。
  • 筐体サイズ
    • HT-03Aの方が小さく軽いため持ちやすい。相変わらず横幅が絶妙なサイズ(56mm)です。AUのIS05相当品がdocomoで販売されないのが残念です。
    • Nexus Oneは画面が広くて良いのですが、その分横幅があり(59.8mm)、個人的にはこれ以上幅広な端末は片手操作が辛いと思います。
  • タッチパネル
    • HT-03Aは、誤タッチというようなモノは感じません。ただし、手に持たずに机や床に置いたままの操作ではタッチの認識が非常に悪いのは相変わらず(忘れていました)。
    • Nexus Oneは、画面端に親指の付け根が触って誤タッチ(?)となるケースが間々ある。これは大きなストレス要因かも(手の大きさと持ち方の問題ですが、しっかりホールドしつつ片手操作をしていると偶にやってしまう…)。
  • ハードキー
    • HT-03Aの通話/終話ボタンは何気に便利です。帰るコールは画面を見たりタッチ操作することなく「Menu→Menu(ロック解除)→通話→通話」という操作で可能です。
    • Nexus Oneのタッチ型キーも問題なく使えるのですが、Androidでは重要なバックキーが左端にあるため、片手操作(左手持ち)には辛いです(慣れましたが)。やはり中央付近が押しやすいと思います。
  • ストラップホール
    • HT-03Aの筐体下部にストラップホールがあるのは具合が良いです。薬指にひっかけて取り出すと、そのまま持って操作できる状態になる。
    • Nexus Oneでは、ストラップの使用を断念しています(ストラップホール位置による使い勝手の悪さと、すっきりした見た目が失われてしまうため)。

理想的なAndroid携帯は、HT-03Aのサイズとハードキーとポインタデバイスで、WVGA画面とSnapDragonの処理速度、Nexus One並みのOS Updateが得られるもの、というところでしょうか。現実的なところでは、LegendのWVGA版で、タッチパネルが4点マルチタッチに対応していれば買いとなるのかな。文字表示の点ではフォントが重要なため、海外製品ではrootを取ってフォントが追加できることが大前提となりますが、国内製品だとまともなフォントを積んでさえいればrootはいらないかもしれません。