DVI接続だとチップが熱くなる理由
先日、某巨大掲示板の該当スレにてDVI接続からアナログRGB接続に変更したら、GPU温度が10℃近く下がったという書き込みがありました。
パッと思いついたのは、DVI接続では伝送速度が数倍になるから、差動ドライバ(ソフトウェアではなく、信号を駆動-ドライブする部分)が熱くなっているんだろうなということ。
Google先生に聞いてみると、
こんなページ
や
こんなページ
がヒットしました。
アナログRGB
- DAC出力振幅:未調査
- 伝送速度:最大165Mbps
- 1ピクセル時間が6ns、1/6ns = 166.667Mpps(Pixel Per Second)
- 約165Mpps
- 1600x1200x85Hzかな
- R/G/Bの各3本
- 8bitDAC
- 165Mpps*8bit色深度/8bitDAC*3色/3本
DVI
- 差動出力振幅:未調査
- 伝送速度:1.65Gbps
- 165Mpps
- 8B/10Bエンコーディング
- 8bit色深度
- R/G/Bの各3ペア
- 165Mpps*10/8*8bit色深度*3色/3ペア
- Dual link対応の場合はもう1セット分追加
ということで、単純に伝送速度だけ見ると同じ解像度で10倍の速度になるワケです。
低解像度(SVGAあたりも?)で、デジタル接続の恩恵が少ない場合、アナログ接続の方が環境にやさしいのかもしれません。
低消費電力マシンを構成するときは、低解像度かつアナログRGB接続がよさそうです。
- 1024x768x60Hz
- 47.2Mpps
- 800x600x60Hz
- 28.8Mpps