いまさらながらGeForce 6600GTのカスタマイズ
掲題のとおり、6600GTをカスタマイズしました。
このGPUの特徴は、爆熱だがコストパフォーマンスがいいという2世代前のシロモノ。
ちなみにこの記事は、作業内容の箇条書きから起こしたものであるため、あまりまとまっていない部分があります。
カスタマイズの条件
- 2世代前の製品であるため、FAN追加などの投資はしない
- 必要十分な性能まで落とす方向で、発熱を減らす、FANの音を抑える
- WinXP上での安定動作
以下の記事のまとめ
- ForeceWareの選択
- 94.24
- RivaTunerによる設定
- FAN Spped
- 2D:60%
- 3D:80%
- FAN Spped
- BIOSによる設定
- コア電圧:1.33V
- コア周波数:420MHz
- GPUコア温度
- 室温:24℃
- アイドル:48℃
- ベンチ:80℃
- ゲーム:60℃
まずはドライバの見直しをしてみます。
nVIDIA VGA Wikiを参考に下記のドライバを試す。
- 84.21...ゆめりあ:12000強...OK
- 94.24...ゆめりあ:3600程度...NG
- 垂直同期OFFにするとなおるという記述を過去ログから発見→12000強になる
- 1週間ほど運用した結果、84.21で発生した現象も起きず、安定している
クロックダウン
ソフトウェア上からクロックダウン・FAN回転数の制御が可能なRivaTunerによる調整を行いました。
型番, Core/Mem, ゆめりあ 6600GT, 500/900, 12352 6600, 300/500, 7600 候補1, 400/720, 9857 候補2, 450/810, 11108 候補3, 350/630, 8713 候補4, 300/540, 7484
FANスピード低下
純正クーラーでは、回転数100%でがウルサイが、ダウンクロックも行うため控えめに回す
- 2D, 60%
- 3D, 80%
ここまでは、かなりテキトーにやっておりましたが、ここから先は真面目に考察したりしてます。
コア電圧変更
BIOSをいじることになるため、手を出したくないと思っていた次の日にはやってしまっているという。
- 標準:300MHz=1.3V, 500MHz=1.4V
- 下位のGF6600がクロックのみの変更に止めていることに注意すると、コア電圧の降圧は誤動作の原因になると考えられるため、95%くらいで様子をみた方が良いかもしれない
- 6600のコア電圧は不明(BIOSを調べてみると、可変できないようで、コア電圧の値が出てこない)
- ちなみに、300MHz→2D時、500MHz→3D時、またメモリクロックは2D/3Dで共通の様子
- 2Dピークと3Dピーク時の電力を見つけたので、コア電圧とコアクロックの関係から、コア/メモリでの消費電力配分を計算してみた
, Core, Mem, Volt, Watt 3D, 500, 500, 1.4, 47.9W 2D, 300, 450, 1.3, 27.5W
このデータを元に計算すると、コア:メモリ=0.85:0.15くらいの比率になる。
つまり、クロックダウンを行うならば、コアをクロックダウンする方が効果が高いということになる(当たり前か)。
ただし、消費電力は動作周波数に比例し、ゆめりあベンチも(同一VGAでは)動作周波数にだいたい比例するため、どこまで落とすかは見極めなければならない。
コア電圧は、ある程度のマージンを取って設定してあることを考えると、ハズレ石でない限りクロックダウンした場合はそこそこ落とせると考える。
また、2D時の1.3Vを割らない限り、BIOSの書き換えが可能である点を考えると、1.3〜1.4Vの間で試すことができると判断した。
消費電力は、コア電圧の2乗に比例するため、コア電圧の降圧は、省電力を考えるとかなり有効と考える。
以上の考察から、コア周波数/電圧による消費電力のマトリックスを作成した(間違ってたらごめんなさい)
|500 |480 |460 |440 |420 |400 |380 |360 |340 |320 |300 1.40|47.2|45.6|43.9|42.3|40.7|39.0|37.4|35.8|34.2|32.5|30.9 1.39|46.6|45.0|43.4|41.8|40.2|38.6|37.0|35.4|33.8|32.2|30.5 1.38|46.0|44.4|42.9|41.3|39.7|38.1|36.5|34.9|33.4|31.8|30.2 1.37|45.5|43.9|42.3|40.8|39.2|37.7|36.1|34.5|33.0|31.4|29.9 1.36|44.9|43.4|41.8|40.3|38.7|37.2|35.7|34.1|32.6|31.1|29.5 1.35|44.3|42.8|41.3|39.8|38.3|36.8|35.2|33.7|32.2|30.7|29.2 1.34|43.8|42.3|40.8|39.3|37.8|36.3|34.8|33.3|31.8|30.3|28.8 1.33|43.2|41.7|40.3|38.8|37.3|35.9|34.4|32.9|31.5|30.0|28.5 1.32|42.7|41.2|39.8|38.3|36.9|35.4|34.0|32.5|31.1|29.6|28.2 1.31|42.1|40.7|39.3|37.8|36.4|35.0|33.6|32.1|30.7|29.3|27.9 1.30|41.6|40.2|38.8|37.4|36.0|34.6|33.1|31.7|30.3|28.9|27.5
コア電圧のマージンを考えると、定格の1.4Vに対して
- 98%:1.37V
- 95%:1.33V
となるが、1.37Vだと降圧したときの消費電力削減に寄与しないため、1.33Vを選択した。
コア周波数は、RivaTunerでいつでもいじれるため、標準より10W削減できる420MHzに決定(やっぱりテキトー)。
試しに、ゆめりあベンチを回すと、10500程度という結果になり、スコアとしてはまぁまぁのレベルを維持している。
mabinogiの動作時FPSをFrapsで見ている限り、たいした違いはないため、このあたりで様子見とする。
BIOS変更方法
Google先生に尋ねる
3D時の設定変更
Core Freq:420MHz Core Volt:1.33V
BIOSメッセージ例
GeForce 6600GT VGA BIOS Core:420MHz@1.33V Mem:900MHz GDDR3
以降はFAN交換を検討していた際の参考リンク
Leadtek製GF6600GTのFANは静かな方だったようなので、回転数を落として対応する
- カードからシンクが30mmほどはみ出る。ケースに干渉しないか?
- メモリ用ヒートシンクが取り付け不可→取り付けないほうが無難
- 再来年まで持てばいいから見送り決定
- ZM-VHS1, \380